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NFTゲームは従来ゲームと異なり、暗号資産やNFTを獲得でき、それを日本円に換金することで稼げるゲームとなります。
ゲームをプレイして稼げるため、とても魅力的に思える一方、暗号資産やNFTといった馴染みのないキーワードもでており、開始するのに少し抵抗を感じる方も居るかと思います。
当然、リスクや危険性が0ということはなく、少なからず注意すべき点はあり、本記事ではこのような点に着目し執筆しております。
NFTゲームって怪しいの?
「暗号資産=投資詐欺」のようにアレルギー反応的に拒絶する方も居るとは思いますが、仕組みを理解すれば、安全ですし、とても便利な技術です!
NFTゲームは比較的新しい領域のマーケットであり、法整備が追い付いていない部分や、インターネット特有のトラブルが潜んでいるため、本記事では【NFTゲームの危険性やリスク】を以下にまとめております。
NFTゲームが怪しいと言われる理由
NFTゲームについて調べると、収益報告などのポジティブな書き込みがある一方、「NFTゲーム=怪しい」といったネガティブな書き込みが少なからず散見されており、まずはその理由を明確にしたいと思います。
NFTゲームが怪しいと言われる理由
- 暗号資産やNFTが登場するため
- ゲームのクオリティが低いため
- 広告モデルが怪しく感じるため
暗号資産やNFTが登場するため
NFTゲームでは暗号資産やNFTが登場しますが、それらを用いた投資詐欺等のニュースが目立っており、暗号資産やNFTに対するイメージが悪い点が挙げられます。
暗号資産・NFTどちらも素晴らしい技術ではありますが、それらを悪用する人間が居るのも事実であり、そうした事件が定期的に報道されるため、世間一般のイメージとしては「怪しい」に集約されるものと思われます。
たしかにイメージはあまりよくないかも…
これの着目すべき点は、本当は「楽しい・稼げる」といったポジティブなゲームのはずが、実際にプレイしていない方の意見や感想が混ざっており、真実が分かり難くなっている点です。
ネガティブな意見って、
つい意識しちゃうよね~。
NFTゲームは暗号資産の上場や、プレイヤーの数によって価値が高騰するため、他プレイヤーよりも早く参入できれば、先行者利益が得られやすい構造ではありますが、ネガティブなイメージが発端となり、プレイし難い状況のように思います。
NFTゲームの運営元や実際のプレイユーザーの口コミなどを確認することで安心できます。
ゲームのクオリティが低いため
「NFTゲームのクオリティは低い、つまらない」と言われることが多く、私自身も従来ゲームに比べて画質やシナリオなどが物足りないと感じることはあり、「本当にこのゲームでお金を稼げるのだろうか…」、とどこか疑問や不安に感じるのは分かる気がします。
稼げればクオリティなんて気にならないよ!
そういう考え方もあると思うけど、
最低限のクオリティが担保されていないと継続も難しいし、何より普段見ない出来栄えのゲームだとちょっと怖いと感じる…
少し辛辣なことを書いてしまいましたが、従来からある据え置き型、スマートフォンアプリ型などの有名ゲームは大手企業が開発していることもあり、そこには莫大な開発費が投じられ、クオリティも担保されていると思われます。
一方でNFTゲームにおいては、ベンチャー企業の開発が多く、開発費にも限界があるため、従来ゲームと比較してクオリティが変わるのは当然の話です。
NFTゲームの産業が大きくなれば、今とは異なる稼ぎ方が確立され、それはプレイヤーにとってもプラスですし、何より働き方の概念が変わるかもしれず、それを積極的に働きかけているのが開発者と思います。
例えば、外国ではNFTゲームの収入によって家族を養う事例があったり、それが仕事として確立され始めているのが現状です。
このGameFiは、アジア各国や、インド、中東などを中心に世界中でプレイヤー人口が増加しており、近年急速に注目を集めています。実際に、新興国ではNFTゲームによって生活費を稼いだり、家族を養ったりするプレイヤーも生まれているのです。
Transformation-SHOWCASE
ゲームのクオリティも大切ですが、プレイヤーとして一緒にNFTゲーム産業を盛り上げようという気持ちも大切かと思います。
広告モデルが怪しく感じるため
NFTゲームではインフルエンサーや芸能人をアンバサダー(広告塔)として起用し、プロモーションを行うことがあるため、良くも悪くもアンバサダーのイメージがそのまま刷り込まれやすいです。
例えば「PROJECT XENO」では、インフルエンサーのヒカル氏がアンバサダーを務め、一躍有名となったNFTゲームですが、広告を見る人や、アンバサダーに就任された方のイメージによっては、暗号資産というキーワードも相まって、怪しく感じる方も居られるかもしれません。
また、「Eternal Crypt – Wizardry BC」では霜降り明星の粗品がアンバサダーを務めており、芸能人もNFTゲームのアンバサダーを務めることがあります。
インフルエンサーや芸能人の場合、職業上尖っている方も居り、そのような方をアンバサダーとして起用する場合、ファンには刺さりますが、それ以外の層はあまり良いイメージを抱かないのが通例です。
アンバサダーの効果により、NFTゲームが一躍有名になりますが、ゲーム自体に魅力が無ければ長続きしないため、リリース後の口コミ等を確認するのがおすすめです。
上記2名は単なるアンバサダー就任事例として取り上げており、決してネガティブイメージの事例としてではありません。
NFTゲームのリスクとは?
これまでNFTゲームが怪しいと言われる理由をお伝えしましたが、結局のところイメージによるものが多く、実際に発生するであろうリスクや損害等を以下では解説します。
- NFTゲームの情報が少ない
- 暗号資産が急落する恐れがある
- 無登録の暗号資産取引所がある
- 暗号資産の送金間違いによる損失
- NFTゲーム運営側の資金持ち逃げ
- ハッキングによる資金流出
順番に解説します。
NFTゲームの情報が少ない
従来ゲーム同様に、NFTゲームを単なるゲームとしてプレイすることは簡単ですが「暗号資産の稼ぎ方、出金手続き」といった暗号資産の処理に関する操作を求められた場合、インターネット上に操作手順が少なく、右往左往する光景が目に浮かびます。
上記で言うと、暗号資産ウォレットや暗号資産取引所の操作が求められますが、専門用語も少なからずあり、かつ、操作によっては手数料を多く支払うことも考えられます。(例えば下記のように。)
例えば、暗号資産取引所には「販売所」と「取引所」があり、同じ暗号資産を購入する場合であっても「販売所」の方が手数料が高く、「取引所」をお勧めしております。
こうした初心者のために本ブログは運営しているよ!
また、リリース直後のゲームや海外発祥のゲームはインターネットで検索しても情報が得られ難く、「Discord」を通じてプレイヤー間で情報交換されている状況です。
Discordってなに??
ゲーマー向けの無料コミニュティアプリでチャットやボイスチャットなど可能で、ゲームの最新情報などを共有するような場所です。
トラブルに直面した際、解決策を聞ける状況を築くことが大切です。
暗号資産が急落する恐れがある
NFTゲームでは暗号資産の報酬を受け取れますが、暗号資産の価値は日々変動しており、急落する恐れがあり、例えば「The Sandbox」で使用される通貨SANDは最高値800円でしたが現在は60円と、10分の1以下の価値になっています。
例えば100,000円分のSANDを購入していた場合、1,000円にまで価値が急落してしまう計算となり、NFTゲームは損失のリスクが常に付きまといます。
せっかく獲得できた暗号資産が…
でもこの場合、
暗号資産を用いた課金はお得だよ!
例えば、アイテム強化に1SANDを要する場合、800円で1SANDを購入するよりも、80円で1SANDを購入する方がお得です。(為替の円高円安と同じイメージです。)
暗号資産の価値は株や為替と同じように常時変動していますが、変動幅が大きいのも暗号資産の特徴であり、それをリスクと捉えて静観気味になるか、チャンスと捉えて積極的な行動を取るかは要検討です。
無登録の暗号資産取引所がある
NFTゲームにおいて暗号資産を扱う際には、暗号資産取引所の口座開設が必要となり、これは金融庁の登録が必須となっておりますが、中には登録を受けずに運営している暗号資産取引所も存在します。
2017年4月1日から「改正資金決済法」が施行され、暗号資産を取り扱う事業者は金融庁への届け出と登録が必須となりました。
暗号資産交換業者登録一覧(金融庁)
金融サービス利用者相談室に対して、無登録の海外所在業者との取引を促す詐欺的な投資勧誘に関する相談が多く寄せられています。
・SNSやマッチングアプリなどで知り合った個人から投資勧誘を受けた
・知人から情報商材や投資セミナーの紹介を受けた
・「必ず儲かる」「元本保証」などと言って株式、社債、暗号資産(仮想通貨)などの取引を持ち掛けられたなどの場合は、すぐに話に応じず、まずは金融サービス利用者相談室までご相談ください。
金融庁
上記のように、無登録の暗号資産取引所を介した投資詐欺の被害事例が増えており、必ず金融庁の登録を受けていることを確認した上で口座開設するように注意してください。
いま投資詐欺って流行ってるもんね…
また、NFTゲームにおいては、ゲーム内通貨を扱っている暗号資産取引所を選ぶようにしましょう。
NFTゲームでは新興通貨が用いられることが多く、日本国内の暗号資産取引所の場合、新興通貨の取り扱いが少なく、海外の暗号資産取引所の口座も開設する必要があります。
》NFTゲームにおすすめな暗号資産取引所
ハッキングによる資金流出
NFTゲームはブロックチェーンの技術が基盤となっているため、獲得した暗号資産やNFTの改ざんはされないですが、NFTゲーム運営会社のシステムがハッキングされて、運営側が保管していた暗号資産が大量流出する事例はあります。
いま、“遊びながら稼げる”と世界中で人気を集めている「NFTゲーム」。
去年3月、人気ゲームのひとつ「アクシー・インフィニティ」を舞台に事件は起きました。865億円相当の暗号資産がハッキングによって盗まれたのです。 史上最大規模となる大量の暗号資産が盗まれたこの事件。アメリカの連邦捜査局=FBIや韓国政府は、北朝鮮のハッカー集団による犯行とみています。
クローズアップ現代
運営会社が被害を被ることで、NFTゲームの運営自体が厳しくなり、結果プレイヤーにも何らかの形で被害が及ぶ可能性があります。
実際に上記の例においても、運営会社側は資金調達やユーザーへの損失を考えて行動しています。
「どうすれば知り合いの投資家から資金を調達できるか」、「ユーザーが損失を被らないよう、すでに銀行にある会社のお金をユーザーに渡す方法はあるか」など、社員一丸となって解決策を探しました。
クローズアップ現代
我々ユーザーには対策の施しようがなく、獲得した暗号資産やNFTを定期的に自身のウォレットに移行することが最善策と考えられます。
また、NFT関連のウェブサイトにおいて、偽のウェブサイトが誕生し、そこに個人情報を入力させる悪質なケースも存在しており、実際にNFTマーケットサイトである「OpenSea」の偽サイトが誕生し、検索トップに表示されていた事例があります。
また、2023年1月にはポケットモンスターのNFTカードゲームを装ったウェブサイトが確認されており、このソフトをインストールした場合、外部から乗っ取られる可能性があります。
Malwarebytesは1月10日(米国時間)、「Pokemon NFT card game malware chooses you」において、偽のカードゲームのポータルWebサイトを発見したと伝えた。
Livedoor News
偽のウェブサイト上でウォレットアドレス等の個人情報を入力した場合、暗号資産やNFT等のウォレットで管理している資産すべてを奪われる可能性があります。
暗号資産の送金間違いによる損失
上記ではハッキングによる被害を解説しましたが、プレイヤー自身が暗号資産の取り扱いを誤って、資金を失う事例もあり、例えば送金間違いが挙げられ、これをセルフゴックスと言います。
他にも、ウォレットの秘密鍵(シークレットフレーズ)の紛失、ハードウォレットの故障など自分自身のミスや不注意がキッカケとなり、資産を失うことがあります。
自分自身でしっかりしなきゃ!
NFTゲームにおいては、暗号資産取引所・ウォレット・NFTゲームアカウントといった3か所について、暗号資産やNFTの移動が行われるため、その送金手続きにおいて、正しいウォレットアドレスの入力・正しいネットワークの選択など慎重に行う必要があります。
初心者のうちは、例えば少額送金を行い、正しく送金反映されたことを確認した上で再度送金するといった、少額送金と本送金の2回に分ける対策があります。
ウォレットアドレスはコピペすることで誤字脱字を防げるよ!
また、送金手続きにおいて、使用するネットワークを選択する必要がありますが、例えばイーサリアムチェーンを選択すべきなのに、誤ってソラナチェーンを選択するといったネットワーク選択ミスによって、暗号資産を失ってしまう可能性もあるので注意が必要です。
NFTゲーム運営側の資金の持ち逃げ
一般的にNFTゲームのローンチに伴い、ゲーム内通貨の価値が少なからず高騰することを利用し、運営側がローンチ直前であることを宣言し、投資家から資金を大量に募り、価値が高騰した段階で、運営側の手持ち暗号資産を売却し、持ち逃げすることを「ラグプル」と呼びます。
実際に「Battle Cats Arena」というゲームがラグプルを起こし、700万円ほどの被害額を計上しています。
被害額もそうだけど、
楽しみにしていたユーザーも悲しいよね。
他にも、2021年9月「Netflix」にイカゲームというドラマが公開されて話題となり、これに伴い「Squid Game」というオンラインゲームで使用でき暗号資産が発行され、ドラマの影響も相まって購入が殺到しました。
販売から1週間で30万倍以上の高騰を見せている中、暴落回避という名目のもと、暗号資産の売却をできないようにし、最高値を付けた段階で運営側の手持ち暗号資産をすべて売却し、推定2~3億円の持ち逃げとなりました。
「話題な暗号資産だから」という理由で安易に購入せず、公式サイトや口コミを確認するようにしましょう。
この「ラグプル」と呼ばれる詐欺は、株や金などの投資物の詐欺として古くからある有名なものです。
運営会社が身元を明らかにしているか、他のユーザーたちはどのような評価をしているか、よく確認した上で購入するようにしましょう。
NFTゲームのリスクに備える方法
NFTゲームにはリスクや危険が少なからず存在しますが、それらを回避低減するためには以下の行動が重要です。
- 暗号資産の知識を身に付ける
- 定期的に出金して資産を守る
- 始めないことがリスク
基本的には暗号資産・ブロックチェーンに関する知識を身に付けることがリスク低減に繋がり、理解が深まるごとに「NFTゲーム=怪しい」といった固定概念も払拭できます。
始めたばかりだと、専門用語も多く、取っつき難い領域だと思いますが、そのようなユーザーを対象として本ブログでは【NFTゲームの基礎知識】を幅広く解説しております。
暗号資産の知識を身に付ける
NFTゲームにおいて、暗号資産・NFTが密接に関わっているため、この領域の知識を身に付けることがリスク低減に繋がります。
何から勉強したらいいのか…
暗号資産やNFTはブロックチェーンと呼ばれる技術を基盤として成り立っており、この技術自体の歴史が浅く、かつ、範囲が広すぎて体系立ててわかりやすく解説している書籍や記事が見当たらず、一般人が網羅的に勉強することは現実的に不可能と思います。
ここで重要なのは、暗号資産の専門家になるわけでなく、あくまでNFTゲームを安全にプレイできることが目的となります。
なので、まずはNFTゲームをプレイして、知らない単語を調べて理解するといった一連の作業の積み重ねこそが効率的に知識を身に付けられます。
実際にプレイすることで色々な気付きがあるよ!
以下の記事ではNFTについて、専門用語を避けながら解説しております。
》NFTの仕組みや概念を知りたい方はコチラ
定期的に出金して資産を守る
暗号資産は日々価値が変動しており、気付けば10分の1以下になることもあるので、NFTゲームで得た暗号資産は定期的に日本円に換金することで価値変動のリスクを抑えることができます。
例えば、10,000円分の暗号資産を保有していても、暴落により100円以下の価値となってしまう恐れがあり、場合によっては出金手数料に満たず、出金不可能となる可能性すらあり得ます。
出金不可能はやばい…
また運営会社の倒産や資金の持ち逃げといったリスクを鑑みて、暗号資産は定期的にウォレットに移動させておくことが好ましいです。
ウォレットには種類がありますが、NFTゲームにおいては「MetaMask」を推奨しております。
》NFTゲームにおすすめなウォレットとは?
始めないことがリスク
現在NFTマーケットでは数十万円~数百万円規模のNFT取引がされており、今後ライバルが増えると稼ぎ難くなってしまうため、今のうちから初めておくことが大切です。
》NFTゲームはいくら稼げるのか?
早く始めれば利益を獲得できますが、始めないのはもったいないですし、本来稼げたであろう利益から見れば損失です。
例えば、本来稼げたであろう100万円を基準にすれば、始めないのは100万円の損失です。
「始めない」という選択もリスクであることを理解した上、まずはチャレンジすることを推奨します。
まとめ
NFTゲームは怪しいと言われることがあり、これはまだその実態が広く認知されておらず、一方で暗号資産やそれに付随する詐欺関連のニュースばかりに目がいきがちなためと思われます。
NFTゲームが怪しいと言われる理由
- 暗号資産やNFTが登場するため
- ゲームのクオリティが低いため
- 広告モデルが怪しく感じるため
どれもイメージによるものが強く、実際にプレイしない限り実態を評価するのは難しいです。
以下はNFTゲームにおいて、実際に起きた損失事例やリスクをまとめたものです。
- NFTゲームの情報が少ない
- 暗号資産が急落する恐れがある
- 無登録の暗号資産取引所がある
- 暗号資産の送金間違いによる損失
- NFTゲーム運営側の資金持ち逃げ
- ハッキングによる資金流出
当然リスクは少なからずありますが、暗号資産に関する知識を付ける等することでリスク低減を図りやすくなります。
- 暗号資産の知識を身に付ける
- 定期的に出金して資産を守る
- 始めないことがリスク
NFTゲームは稼ぐことができるため、始めないのもリスクであると認識することも大切です。